飛行機から秋田の海岸沿いを見ていて、思い出したニュースがありました。
(写真は、秋田の海岸に並ぶ風力発電)
日本、中国、ロシア、韓国、モンゴルの5か国をつなぐ「アジアスーパーグリッド」構想
モンゴルのゴビ砂漠で、大規模な風力発電を行い、その電力をゆくゆくはモンゴル周囲の国へケーブルでつないで輸出する…そんな広大な再生可能エネルギー構想。
ゴビ砂漠の映像とともに、このスケールの大きな構想を聞いていて、本当に世の中が変わるのは、こういう事なのねと感慨深くなりました。
今まで何百年、数千年と
風が強くて何の作物も育たず価値があまり感じられなかったゴビ砂漠
広大な空間ではあるけれども何も生み出すことができなかったその土地が、
風力発電という手段を得て、ある日突然宝の山になる。
ゴビ砂漠自体は、何も変わっていないのに、手段と解釈によってその価値が一変する。
そんな遠くない将来には、今、産油国として裕福な国々が、風力発電を行う国々にその地位を奪われるのかな……かつて、エネルギー革命の際に石炭が石油にとって代わられたように。
価値を見出すって、すごい事だな。