ワキ汗治療、何歳から受けられるの?


ワキ汗治療は何歳から可能か?

汗をかく季節になるときになる、ワキ汗治療

いったい何歳から受けられますか? とご質問を頂きました。 そうですよね。気になりますよね。

保険適応のボトックス治療は15歳以上が適応となります

保険診療で可能な「重度の原発性腋窩多汗症」は15歳以上です。

残念ながら15歳未満の方は、保険では治療ができないので自費治療のみとなります。

なぜ 15歳未満は保険では治療ができないの?

ボトックスを用いた、重症の原発性腋窩多汗症の治療が、厚生労働省の承認(使ってもいいよ という許可)を取った際に、成人(医療的には15歳以上を指す)でのみ安全性や有効性の試験をしたからです。

15歳未満では、効果が無いというのではなく、単純に決まり事としてそう定めたというだけです。

15歳未満にボトックス注射をしても安全なの?

重症の原発性腋窩多汗症に関しては、保険適応が15歳以上ですが、

ボトックス治療は、他の治療で「2歳以上の」患者さんに使用されています。

以下、薬の添付文章から転記

2歳以上の小児脳性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足:通常、2歳以上の小児にはA型ボツリヌス毒素として4単位/kgを…ただし、1回の総投与量は200単位を超えないこと
つまり、体重40kgの方ですと 160単位。 体重30kgの方ですと120単位の使用すると容量が決まっています。
実際に、腋窩多汗症のボトックス治療では両脇で100単位という量を使用するので、添付文章に定められている薬の量と比較しても問題ないと言えます。

最終的には、未成年の方に対する施術はすべて保護者の方の判断となりますので、上記に関してご理解の上施術の可否をご検討下さい。

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