首のかゆみ(湿疹)とポツポツ(首イボ)が一気に改善!
先日、遠方から秋田のクリニックに首イボ治療に来てくださった患者さん、20日ぐらい経過してまた受診してくださったのですが…
そのあまりのキレイになった様子に、私自身もびっくりしてΣ(・ω・ノ)ノ!写真を撮らせていただきました。
治療前の写真がこちら
遠方から来てくださったのですが、最初はあまりの首の皮膚状態の悪さに治療をどうしようか、ためらった方です。
原因不明の湿疹で、首全体がゴワゴワ、首だけでなく耳も真っ赤! そして、手首から指先までも真っ赤でパンパンに腫れていました。
う~ん(>_<)この状態で首イボの治療をすると絶対に良くない・・・
本来であれば、まずは首の湿疹の治療を行い、皮膚全体の状態が改善してから首イボの治療に取り掛かるべきです。
でも、今回は、遠方から受診してくださっているので何度も通院は難しい。
そこで、患者さんに今日治療するメリットとデメリットを説明しご本人に自分が許容席る方を選んでいただきました。
1)今日は、湿疹の治療を行い、後日改めて首イボ治療に来ていただく
メリット1:副作用が少ない:炎症後色素沈着というしみになりにくい、首イボ治療後の治りが良い
メリット2:治療がやりやすく、ご本人も楽
デメリット:遠方からなので、もう一度治療に来る手間がある
2)今日、首イボ治療を行い、さらに湿疹の治療も行う
メリット:受診してくださった目的が達成できる(首イボ治療ができる)
デメリット1:痒くて掻きむしり、感染などを起こす可能性がある(とびひになる)
デメリット2:治療後に傷がの個ある可能性がある
デメリット3:小さないぼが炎症で見えにくくて治療できない
結局、せっかく来たからと2)の本日治療を行い湿疹の治療も、ご自宅で行ってもらうことにしました。
私も正直、治療後の経過をしっかり見ていかないと心配な症例
でも…3週間で劇的にきれいになったんです!!
劇的に首がきれいになった訳
湿疹の治療の成功が第一歩
お話を聞くと、こちらの患者さんはステロイドを塗るとかえってヒリヒリしていたので、ステロイドをあまり塗らなかったとのことでした。
実は、この「ステロイドを塗るとかえってヒリヒリするから」に治療のポイントが隠されています。
処方されていたステロイドは アンテベート軟膏 very strongという、ステロイドのランキングの上から2番目に分類される薬。
very strongクラスのステロイドの中でも特にアンテベート軟膏は効果が高い薬という印象です。
*あくまで私の印象です
強いステロイドを塗った時に感じるのが「ひりひりする」という刺激感。
一般的には良い薬でも、ご本人にとって強すぎる時にこの「ヒリヒリ感」を感じることが多いのです。
つまり、この患者さんにはもっと弱いステロイドでないと、返ってステロイドの刺激で悪化する・・・そんなことが考えられます。
そこで、治療用のステロイドはグッと弱くしてリンデロンV軟膏にしました。
これが功を奏して、首にだけ塗っていたにもかかわらず、反応性に耳の湿疹も、手の湿疹もすべて一気に引けたのでした。
強すぎるステロイドがかえって害になる事がある。
ヒリヒリ感を感じたら、ステロイドのランクを下げることがおすすめ
湿疹の治療が成功したおかげで…
湿疹の治療が成功したおかげで、もう一つ良いことがありました。
それは
首全体の腫れが引けた!!
元々、首全体の炎症が強くて非常に浮腫んだ状態でした。
それが、
炎症が引けることによって一気に腫れが引け、首の皮膚に余裕が出てきたことがプラスに働いて、より首イボの治療後の経過が良かったことにつながりました。
首イボの治療は、皮膚のハリがない方が上手くいきますから(^_-)-☆
首イボの治療が、より上手くいくように
今回の患者さんは、幸いにも首イボの治療も湿疹の治療もどちらも良い結果で良かったのですが、やはり本来は首の皮膚の状態が整っているときに首イボの治療を行うことがベストです。
もし、かかりつけの先生から処方されているステロイドが「ひりひりする」と感じた場合は、「もっと弱い薬にしたい」と相談してみてください(*^▽^*)
首イボDr.mikoによるmikoメソッド治療とは
今回は、湿疹をメインにお話しさせていただきましたが、私は一般社団法人首イボ治療研究会という団体を立ち上げ、首イボ患者様への情報の啓蒙活動とともに、治療方法も日本中に広めたいと考えています。
私が自信をもってオススメする治療方法です。治療方法から予約方法まで記載しているので、ぜひご覧ください。
「首のぽつぽつを除去!mikoメソッドとは」
「一般社団法人首イボ治療研究会サイト」