2年ほどにわたり、アザの治療をした方が3年ぶりに治療に来てくださいました!
3年間全く何も治療をしていなくても、キレイをキープしていてレーザー治療の効果の高さと、アザ・肝斑の治療後の経過がはっきり分かる経過でした。
今日は、肝斑とアザ、そしてレーザーのおまけの嬉しい効果についてお伝えします(^^♪
肝斑とアザが合併している場合は、レーザー治療が一番です
こちらの患者さん、初めはシミの治療でいらっしゃいました。
診察してみたところ、確かに肝斑もあるのですが、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)と呼ばれるアザもあります。
そうです
肝斑+アザ という症例です。
1)まずはアザの治療。アザレーザーを1か月に1度、合計で7回ほど治療
2)アザがほとんど分からなくなってから、肝斑のレーザートーニング
で、3年前に治療を終えた時は、アザも肝斑もすっかりきれいに治っていました。
そして、3年ぶりに受診してくださったところ…
アザはすっかりきれいになったまま、肝斑だけ再発しています。
アザ:治療して完治したら再発しない(ADMの場合)
肝斑:再発する。肝斑は細く長く治療・ケアを続ける必要があるシミ
アザの治療をしたところの肝斑は再発していない
この方の治療で、興味深いことが一つ!
アザレーザー治療をしたところの、肝斑は再発していないのです!!
*写真の白く〇で囲った部分
仮説1:アザレーザーの照射設定を肝斑に使っても悪化しない
→ 正しいっぽい。アザなのか肝斑なのか迷った時には、「アザ」設定を優先したも良い
仮説2:肝斑ももしかするとアザレーザ治療で良くなるかもしれな
→ ちょっと、チャレンジなってしまうので、トーニング治療を10回以上行っても改善しにくい肝斑の場合には試す価値がある
下記のような症例で試してみる価値がある…
濃くてはっきりしたタイプの肝斑は、トーニングレーザでも改善しにくい場合があります。
この際にアザの設定での治療を試す価値はあるかな…と、この症例をとおして感じています。
今後、この件に関して検証していこうっと。
レーザーの嬉しおまけ効果
レーザートーニングのおまけ効果!!
目元のたるみ改善が見られます。
しかも
治療から3年たっても3年後の方が目元の下のたるみが目立たないって…どういうことなのか…
効果として言えることは
・レーザートーニングによって、真皮内のコラーゲンが増えた(ヒートショックプロテイン理論より)
・自前のコラーゲンが増えたので、注入をしなくても目元のハリがで来た
レーザー全般の副反応(嬉しいおまけ)として、レーザー照射部のコラーゲンが増えて、皮膚のハリ感が出ることは、数々の論文でも証明されています。
本当に、今回の症例では正にそれを証明した形です!
改善しにくい肝斑の方へのご提案
そんな訳で、トーニングを10回近く行ってもた改善しにくい肝斑の方に、試す価値のある治療と言えます。
ご受診の際に、「アザレーザーの治療設定で行いたい」とおっしゃってください。