「Dr.mikoシミとりクリーム」とは

Dr.mikoシミとりクリーム

10年間以上追い求めた、効果が高くて安全な美白剤、それが院内製剤で作っているDr.mikoシミとりクリームです

塗り薬でのシミ治療という選択との出会い

塗り薬でシミを改善したい!

シミ=クリニックでレーザー治療を行わないと取れない……そんなふうに考えている人も多数いらっしゃるかと思います。

実は、私もかつてはその一人でした。

皮膚科医として診療にあたっていて、シミの治療=レーザー
シミはレザーを使わないと取れないものという固定概念がありました。

ところが、
あるときアメリカ製のシミ治療塗り薬(+化粧品)の治療で、
肝斑
日光色素斑
炎症後色素沈着
老人性色素斑
そばかす……あらゆる「シミ」と呼ばれるものが改善していくのを目の当たりにして、シミの治療に対する概念が180℃変わりました。

本当に、塗り薬だけであらゆるシミが取れるんだ…
これなら、顔中に沢山のシミがある人、一つ1万円×10個=10万円、それでも細かいシミがあちこち残るよりも、顔全体を一気に均一に治療できる。
しかも、10万円で沢山おつりがくるような金額で!

この塗り薬での治療に、大きな未来を感じたものでした。

それから、数か月でその治療薬+化粧品を取り扱う日本で400を超えるクリニックの中で、トップ3の使用量を誇り、そして日本皮膚科学会総会のセミナーで講演をさせていただくほどその治療についての知見を深めました。

シミは、塗り薬でも取れる

確かに、そのアメリカ製のシミ治療薬は非常に効果的でしたが、でも、大きな問題があります。

反応が強すぎる
かぶれる人もいる
メチャメチャ反応が強いゆえ、思いっきり人バレする
日常生活を送ることが無理なレベルで。

実際の治療スタート1週間後の写真はこちら

シミ治療

さすがに、近くのコンビニエンスストアに行くのも気が引けるくらい赤みが強いです。

効果的な分、このような大変な困難を乗り越えないといけません。
正にハイリスク・ハイリターン

この大きな問題点は、2つの側面からアプローチしないといけませんでした。
そこが
治療の主要な成分である
・トレチノイン(医薬品)
・ハイドロキノン(美白剤)

メインとなる成分なので、絶対に治療から外すことができないにもかかわらず、強い反応を引き起こすのも、この2成分なのです。

そこから、シミの治療において

・簡単に
・人バレせず
・安全な方法で

という、塗り薬での治療方法を確立すべく、この2つの成分をいかに反応を減らして治療に生かすかに関してアンテナを10年以上張り巡らせていました。

ハイドロキノンでの治療の課題

赤みやかぶれを引き起こす

ハイドロキノンが赤みを引き起こす原因は2つ
1.ハイドロキノン自体の刺激性
2.ハイドロキノンの酸化

それぞれに関して、少し詳しく説明していきます。

1.ハイドロキノン自体の刺激性

ハイドロキノン 刺激
ハイドロキノン自体は、強い還元剤です。還元剤という物質自体が、肌に長時間触れた時にそもそも刺激物となります。

ちょっと、理科の実験的で分かりにくいですよね。
身近な例に例えると、鉄の釘がさびる事が酸化、そして、その錆びを取り除くことを還元 と考えると、還元は錆びを取るくらい強い作用といえます。

うんうん、還元剤、なんだか刺激強そうと思えてきた…

実際、皮膚の中でもシミ=酸化によってできる ものですから、ここに還元剤であるハイドロキノンが作用すると、今あるシミも色のない状態に戻るという仕組みです。

ここは、ハイドロキノン自体の性質なので、刺激を無くすことができません。
対策としては
①肌に素早く浸透し、表面に残らないようにする
②肌に乗せた時は、ハイドロキノン成分が直接肌に触れないように包まれている
このどちらかの性質を持つハイドロキノン製剤が望まれます。

2.ハイドロキノンの酸化

Dr.mikoシミとりクリーム
ハイドロキノンは、還元剤として働くので非常に安定性が悪く、美白剤や化粧品として配合したときに、容易に酸化されます。
酸化されたハイドロキノンは、ベンゾキノンという刺激物質に変化します。

ハイドロキノン自体は粉であり、粉の状態でも酸化していきますが……この粉が、水と混じり合うとどんどん酸化が進んでいきます。

美容液や、クリームとしてハイドロキノンが配合される場合、ベースとなる化粧品基材は水を多く含んでいるため、一般的なハイドロキノンは、少なからず製品として製造された後、皆様がお使いになるまでの間に、容器の中で酸化が進んでいる可能性があります。

ハイドロキノンは量産化に向かない

突然ですが、一般的な化粧品が製造後何年ほど同じ品質を保っていられるように作られているか、ご存知ですか?

実は、製造後3年です。

非常に酸化しやすいハイドロキノンを、3年間も品質を保つように作るには……
①安定性の良い特殊なハイドロキノンを使用する
②多量の抗酸化剤、保存料、安定剤を使用する
このどちらかが必要になってきます。

実際に、アメリカ製のハイドロキノンを使っていた時は、②の大量の抗酸化剤、保存料、安定剤を使用していたことが判明し、治療中の非常に強い赤みは、ハイドロキノンの刺激のみならず、この安定剤の影響だったことが後に分かりました。

現在日本で製造されているハイドロキノンも、安定性の問題から大手化粧品メーカーでは取り扱いされていません。

シミとりクリーム院内処方

酸化しないように作りたてにこだわるからこそ院内製剤

AdeBクリニック・FLALUクリニックでは、できるだけ酸化しないうちに皆様にお届けできるよう、ハイドロキノンクリームは、すべて院内製剤で処方しています。

「Dr.mikoシミとりクリーム」をご希望されてから、必要分量だけ製造し出来立てをすぐに発送するように体制を整えています。
また、製造してからお手元に届くまで、クール便を使うなど、一貫して安定した温度管理(2~10℃)を行っています。

化粧品製造工場では、一気に3000~数万個製造しなければならず、在庫として長い間倉庫に保管されている物とは、保存時の酸化が進みにくいという点で大きく異なっています。

夢のようなハイドロキノン成分との出会い・Dr.mikoシミとりクリームの完成

Dr.mikoシミとりクリーム

ハイドロキノンクリームを院内製剤で作っていますが、それでもやはり製剤の不安定さはありました、
そこで日々、より良いハイドロキノンを作りたいと考えてていたところ、非常に良い製剤に出逢うことができました。

当院で扱っているハイドロキノンの特徴をお伝えします。

刺激感を改善するメカニズム:カプセル化

ハイドロキノンそのものの刺激感を無くすため、②の肌に乗せた時は、ハイドロキノン成分が直接肌に触れないように包まれているという性質を持ちます。

先ほどお伝えした刺激性の問題については、①素早く浸透させる、②直接ハイドロキノンの成分が肌に触れないようにすることを実現することにより、刺激性ができる限り無い製品になるように努力しました。

酸化しにくい構造:安定型

酸化することは刺激に繋がりやすいとお伝えさせていただきました。
今回私が出会ったハイドロキノンの成分は、非常に酸化しにくい構造をもった、特許取得のハイドロキノンで、刺激物質に変わるのを防いでいます。

これを、安定型ハイドロキノンと呼びます。

実際にどのくらい安定型ハイドロキノンが酸化しにくいかというと…
写真の左側:安定型ハイドロキノン
写真の右側:通常のハイドロキノン

同じ濃度のハイドロキノンを混ぜたクリームを一般的な室温(20~28℃ほど)の部屋の直射日光の当たらないところに保管して2か月後の比較写真です。

ハイドロキノン 酸化

両方とも作った時は真っ白だったのですが……
通常のハイドロキノンは、見るも無残に茶色。刺激があるという以前にとても顔に塗ることができない状態ですよね(>_<) 一方、安定型ハイドロキノンは真っ白なままで、さすがの安全性です。

院内処方ゆえに高濃度を実現

しかもこの安定型ハイドロキノン、もう一ついい点があります。

それは浸透後、ハイドロキノンが12時間かけてゆっくりと放出されること!この効果により、1回塗っただけでも長い時間効果が持続します。

それゆえ、通常のハイドロキノンよりも低濃度で同じ効果、濃度が高めだとよりはっきりと違いが分かる効果を実感いただけます。
こちらは効果の面とともに、金銭面でもメリットがあります。

Dr.mikoシミとりクリームはこんな症状でお悩みの方にお勧め

Dr.mikoシミとりクリームの効果が期待できるシミは、

紫外線によるシミ(薄いもの)
肝斑(かんぱん・薄いものに限る)
炎症後色素沈着(ニキビ跡の茶色、虫さされ、やけどの跡)
そばかす
日焼け
全体のくすみ

などです。
一方、いまいち効きが悪いシミは

できて時間の経った濃いシミ(くっきりはっきりしているシミ)
青みがかったシミ(アザの可能性が高い)
盛り上がったシミ(顔イボ:脂漏性角化症の可能性が高い)

Dr.mikoシミとりクリームの使い方

・1日2回
・洗顔後に、化粧水などで肌を整えた後気になるシミのところだけに塗っていきます

Dr.mikoシミとりクリームの注意

・ハイドロキノンが酸化しにくいように水分が少なめの固いクリームです。ややべたべたします。
・日中は塗った後に紫外線を浴びると、ハイドロキノンが酸化しやすくなるので日焼け止めを必ず使用してください。SPF20~30程度の日焼け止めで十分です。
肌荒れしている時は使用禁止:炎症を起こしている皮膚に使うと、かぶれる可能性があります
・レーザー治療後などは、テープなどを貼らなくても良くなって、更に2週間以上経過してから使用をスタートしてください。
今までハイドロキノン製剤で、かぶれたことがある方、アレルギー症状が出た方は使用禁止です

心配な方・敏感肌の方

今まで化粧品でかぶれたことがある方、心配な方は使用前にパッチテストをおススメします。

慎重タイプのパッチテスト
1.左右の二の腕のどちらかを決めて、1日1回1週間毎日Dr.mikoシミとりクリームを塗ります
2.1週間経過しても赤くならなければ第一段階クリア!
3.頬、またはフェイスラインに1日1回 Dr.mikoシミとりクリームを3日続けて塗ります
4.赤くなったり、痒くなったりしなければOK
5.気になるシミ、くすみに1日おきに1週間塗ってみて(目の周り、口角近くは除く)何も反応が無ければ、毎日使用に切り替えてください。
簡単パッチテスト
1.気になるシミのところに、まずは塗ってみる。
2.初日は1時間、2日目は3時間、3日目は5時間ほど塗ってみてヒリヒリ感、赤み、かゆみが無ければOK 毎日使用に切り替えてください。

慎重タイプのパッチテストの方がおすすめです。
ただし、どちらのパッチテストを行った後にも、使用中にかぶれの症状が出てくる場合があります。
赤み、痒み、ひりひり感などその他の違和感を感じた際には、直ちに使用を中止し、皮膚科の受診を行ってください。

Dr.mikoしみとりクリームの購入方法

そんな非常に私がこだわったDr.mikoしみとりクリーム、お試しいただくためには
お手数をおかけしますが、一度クリニックを受診して頂く必要があります。
(院内製剤という性質上)

来院・ご予約の方法

予約方法などはクリニックにより異なりますので、ぜひご確認ください。

「FLALUクリニック東京浜松町院」

東京では、インターネットでの予約、または電話での予約が可能となっております。

電話でのご予約

電話は、10:00〜18:45にてお電話ください。なお、木曜日が休診日となります。

03-6625-5525

インターネットでのご予約

ネット予約

〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目7−3 第一ビル 2階

東京浜松町院への行き方はこちら

「FLALUクリニック大阪梅田院」

FLALUクリニック大阪梅田院では、電話での予約、またはインターネットでの予約が可能となります。
また、当日予約無しでの来院も可能となっておりますので、ぜひ相談だけでもやってみたいという方は、ぜひぜひ直接ご来院ください。(予約の方が優先となりますので、直前にでもお電話いただくことをお勧めしております)

インターネットでのご予約

ネット予約

電話でのご予約

電話は、10:00〜19:00にてお電話ください。なお、火、日曜日が休診となります。
06-7777-3900

所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目5−5横山ビル2階

クリニックに関するサイトはこちら「FLALUクリニック 大阪梅田院

「AdeBクリニック秋田院」

秋田院では当日ご来院いただいてご案内させていただいております。
もし不明な点や、待ち時間などについて、確認したい場合は下記までご連絡をお願いします。

050-8882-5800

所在地:秋田市中通一丁目4-3エリアなかいち@4の3 1階

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