今日は化粧品の成分をお勉強中。
さまざまな化粧品の成分がありますが、
今日勉強しているものは、「皮膚への浸透性を良くする成分」に関してです。
久しぶりに化学式を見ました・・・理系で良かった・・・
この成分、以前化粧品会社の方と一緒に、皮膚や皮下への物質の浸透性に関して研究して日本皮膚科学会総会で研究発表した時に他の成分よりダントツに皮膚への浸透性が高まった成分です。
研究を一緒に行った時に1番びっくりしたことは、予想していたよりもはるかに深くまで、化粧品の成分を入れることが可能という点でした。
本来、化粧品は皮膚の深いところに浸透してはいけないのです・・・
あくまで皮膚の表面の角層という部分にまでしか浸透してはいけない?決まりになっています。
角層:お肌の1番外側 本来、垢となって落ちる部分
ですから、どんなに有効な成分であっても垢となって落ちるところにまでしか浸透させてはいけないわけで
本来効かせたい部分(つまり角層の下の 表皮・真皮)までは入っていかないことになっています。
それでも
研究を行った時は
・表面の透過性を良くする前処理状態
という条件はあるものの、私が今日勉強している成分を用いた場合に、表皮だけではなく真皮まで化粧品の成分が浸透していたのです!!
この事実は結構衝撃的でしたし
長年抱き続けている、塗り薬による治療プロトコールをしっかり作り上げてきたいという想いをより一層強固にしました。
特に、シミと美肌の治療において、塗り薬でのケアが1番優れているのではないか・・・ということをここ最近再確認しており
より効果的、より綺麗になれる塗り薬ケアの研究をすすめはじめています。
もっともっと日常のケアと同レベルの手軽さ、それなのに美肌効果が高い塗り薬ケアプロジェクト、着々と進行中です!