膝やくるぶしの黒ずみを取る

膝の黒ずみ

※この記事は2017年に記載された記事です、2023年現時点ではAdeB・FLALUクリニックでは膝やくるぶしの黒ずみを取る治療はおこなっておりませんのでご注意ください。

今日は、気になる体の黒ずみの消し方や取り方について、お金をかけずにできるちょっとした美容ケアや生活上のアドバイスとともにお伝えします。

膝とくるぶしの黒ずみは日本人なら誰もが経験のある「あの行動」が原因

膝の黒ずみのお悩みで受診された患者さん。

気になる部分を見せていただいて…見ただけでピンときます!

この黒ずみは、日本人であればだれでもが一度はやったことがあるであろう「あの行動」が原因でできてしまっています。

ご本人は、膝の黒ずみだけをおっしゃっていましたが……くるぶしも見せていただくと

足の黒ずみ

予想通り、くるぶしにも黒ずみがありました。

同じような症状でお困りの方も多々いらっしゃるのではないでしょうか?

体の黒ずみのほとんどは炎症後色素沈着と考えてよい

先ほどの「あの行動」何を指しているか、なんとなくお分かりになりましたでしょうか?

実は、

正座をすると、膝とくるぶしに色がつきます!

まず、膝を見て骨のやや出っ張っているところに左右同じような位置に同じように色がついている…こういった症状は、皮膚の外側からの物理的な刺激によってできていることを推測させます。

次に、日常生活で膝に物理的な刺激が加わる行動って何かしら? と考えると

・膝をついて雑巾がけをする
・立膝をする
・正座をする
・ジャージを着てスクワットを何度も繰り返す
・かなりタイトなスキニージーンズを履いて、膝の屈伸が多い行動をとっている

などなどの原因が考えられます。

もう一度写真をよく見ると、

体の黒ずみ

膝頭には色がなくて、膝の下に茶色い色素沈着があります。

つまり、膝がこすれているのではなくて、この色素沈着を起こしているところがこすれる行動…となると

・膝をついて雑巾がけ
・立膝
・正座

この3つの行動のどれかということになります。

そこで、確認でくるぶしを見せていただいたところ、くるぶしにも黒ずみが…

くるぶしにも色がついているのは、正座をしていた場合のみなので、患者さんに「日常生活で正座をしていませんか?」とお聞きし、

まさに、毎日正座で食事を頂き、テレビを見る時なども正座で過ごすことが多いとのお答えでした!

膝の黒ずみ原因が、これでハッキリしました。

黒ずみケアは原因を取り除くことが第一

原因がわかったところで、早速黒ずみ消しです!

治療に一番大切なこと、それは

何よりも黒ずみの原因となっているものを取り除くこと!

つまり、今日から一切正座をしないで、椅子生活に切り替えることが必要です。

この原因を取り除かないで、一生懸命塗り薬を塗っても、全くきれいにはなりません!

今回は、正座をしたときにできる典型的な黒ずみでしたので、原因がわかりやすかったけれども、なかなか判断ができない症例もあります。そんな時は、色素沈着がる部位が、こすれる可能性のあるすべての行動をやめてみるしかないです((+_+))

皮膚が固くなっていると美白剤が効かないので、柔らかくする

原因を取り除いた、その次にやるべきことは、固い皮膚を柔らかくすることです。

こすれている→色素沈着するというだけでなく
こすれている→皮膚が固く分厚くなる(角質も厚くなる)

という状態になっています。

角質が厚いことから、皮膚はバリア機能が高くなり美白剤を塗っても全く浸透できなくなります。

なので、色素沈着を取るためには、まずは固くなった皮膚を柔らかくして、余分な角質も取り除き美白剤が効きやすい下準備をしなければなりません。

嬉しいことに、皮膚を柔らかくしただけでも色が薄くなるケースもありますから、美白の道は程遠いと思わずに頑張ってください(#^^#)

皮膚を柔らかくする尿素20%配合クリーム

固い部分を削ろうとする以下の行為は禁止です!!

絶対NG✖:物理的にナイロンタオルでゴシゴシこする
絶対NG✖:軽石でこする
絶対NG✖:スクラブでこする

では、何で皮膚を柔らかくするかというと、薬の力を借ります。

クリニックでも処方できますし、薬局でも売っているので手軽に今日から始められるケア、それは尿素20%配合クリームを1日2回以上塗ることです。

尿素20%配合

何回塗ってもOKですが、塗り方にも注意が必要です。

塗り薬を塗る心得:すり込まずにサラっと伸ばすだけ

これ、本当に大事です。患者さんの薬の塗り方を見ていると、ゴシゴシすり込んでいる人の多いこと!

そんなにすり込めば、かえって皮膚をこすって悪くしちゃいますから、さらりと伸ばすだけにしてください。

2週間~1ヵ月ほど毎日頑張って、皮膚が柔らかくなってきたら美白剤も追加

尿素20%配合クリームをまじめに1か月ほど毎日塗って、皮膚が柔らかくなってきたら初めて美白剤の出番です。

この場合は、「ハイドロキノン」と呼ばれる美白剤が良いのですが……美白剤の効果は、顔から離れて手足の末端になるほど効きにくい印象があります。

ですから、なるべく高濃度のハイドロキノンを使うことをおすすめします。

ハイドロキノン

私が院長を務めるAdeBクリニックでは、オンラインにて黒ずみ治療も可能となりますので、ぜひ私がこだわって作った「Dr.miko シミとりクリーム」もご検討ください。

▷「「Dr.mikoシミとりクリーム」とは

1ヵ月もプレ治療(柔らかくする)のが待てない…そんな方には

尿素配合のクリームを1か月も塗ってからやっと美白治療なんて待てない……そんなお急ぎのご予定のある方は、最初から

高濃度トレチノイン+ハイドロキノン+尿素20%クリーム

というプランをおススメしています。

最強の組み合わせですが、それでも色が取れてくるのに数か月はかかりますので、膝やくるぶしの黒ずみが気になったら、早めの原因検索、早めにケアに取り組むことをおススメします。

▷「「Dr.mikoシミとりクリーム」とは

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