AdeBクリニックでも人気の治療、ほくろ除去!
今回は、そのほくろの治療についてお伝えします。
▷ ほくろ切除(保険診療)
▷ ほくろレーザー治療
ほくろはレーザーで治療?それとも切除?
ほくろの治療には、大きく「保険診療」「自費診療」の2つがあります。
保険診療:取れたものの良性・悪性などを調べることが目的の手術
手術方法は、主にメスでの切除に限られます。
自費診療:ほくろを取ることが目的の治療
メスで切除する手術、レーザーでの除去が可能です。
AdeBクリニックのほくろ切除費用
保険診療の場合:初回は1つのみの治療 費用は4980円(3割負担の方)+※病理診断料、麻酔代、他加算料別途
自費診療の場合:1つ1個あたり(1mm)¥3,800円+※診察代、薬代などは別途
治療が上手くいくポイント
ほくろの治療後に目立つ傷が残らないようにするには、治療前後でそれぞれ気を付けるべきポイントがあります。
治療を受けてから後悔しても、治療を無かったことにはできませんので、大事なポイントを押さえてからほくろを取るかどうか、検討していきましょう。
治療前編
ほくろの除去においてもっとも心得ておいてほしいこと。それは
ほくろを除去すると一生残る傷ができる
目立つ・目立たないは個人差やほくろの大きさ、治療時の年齢によって異なるとしても、95%以上の症例で傷が残ります。
この傷は、薄くなって目立たなくなる事はあっても、消える事はなく一生残ります。
*傷が残らないケースは、ごくごく平坦で浅いところにあるほくろに限られる印象です
治療成功のポイント1:クリニック選び
傷が残る治療となりますから、大事なのはクリニック選びです。クリニックを選ぶ時に検討した方が良い事項をピックアップすると
① ほくろの治療を数多くおこなっている
② ほくろの治療経過について詳しい
③ お顔で5mmを超えるほくろは、形成外科クリニックでの治療がより良い
④ 皮膚科専門医など診断ができるDrがいる
上記3点を押さえて、クリニック選びをしていただくことをおススメします。
それでは、それぞれに関して解説しますね。
① ほくろの治療を数多くおこなっている
これは、当たり前と言えばそれまでですが…
やはり、数多くほくろの治療を行っているDr、クリニックの方が傷の経過に関して詳しいので、切除の際にどのような経過になるのかを考えての切除ができます。
小さなほくろの切除自体は難しい手技ではありませんが
・傷跡が目立たない切る方向
・傷がきれいに治るための止血方法
などをしっかり理解していることの方が大事だと言えます。
ほくろを1回で全部取りたい…そのお気持ち、良くわかります。でも、傷の経過は10人10色。個人差が大きいといます。ほくろは…嫌だけれど、自然に出てきたもののなので仕方がないですよね。でも、手術を受けて傷跡が上記の写真のように目立ってしまったら…後悔しても手術をなかったことにすることはできません。
ですから、顔のほくろの手術は、まず最初は1個だけ。
その経過を3か月ほど見て、それからゆっくり残りのほくろを治療することをおススメします。
傷になってしまってからは、取り返しがつきませんので焦らない治療が一番大事です!
また、同じ部位のほくろでも、年齢、肌質などによって経過が異なりますから、やはり、経験から導かれる結果を語れるDrがおすすめです。
②ほくろの治療経過について詳しい
ほくろの治療は後述するように、治療後の自宅ケアが傷のキレイさを左右する重要事項となります。
せっかく、ほくろの除去が上手くいっても、ご自宅でのケアがいい加減だと凹んだ傷になったり、盛り上がった傷になったり…
Drやスタッフが、ほくろの治療経過について詳しいことが、キレイへの近道と言えます。
ほくろ治療が上手くいかなかった例をご紹介します。
他院でほくろ治療後の傷が目立つとのことでご相談を受けた患者さん。
一気に複数個のほくろを除去されたようですが、すべて凹みの強い傷跡となってしまっています。
残念ながら、このように凹んだ傷跡になったものは、レーザーなどで治療しても目立たなくすることは非常に困難です。
場合によっては、再手術を行うしかないこともあります。
逆に、傷跡が盛り上がってしまったケース
こちらの、盛り上がった傷跡であれば塗り薬を使用したり、レーザーでなだらかにしたり…とまだ改善方法があります。
しかしながら、ご相談いただいたケースでは、その後の治療について、手術を担当したDrが全くフォローしてくださらなかった……ということでした。
治療後のケアをクリニック側できちんと指示すれば、このような事態は避けられると言えます。
③お顔で5mmを超えるほくろは、形成外科クリニック
顔のほくろの除去を希望の場合…5mmを超えるほくろは、手術の専門家
形成外科での治療をおススメしています。
形成外科とは:傷をきれいに治療することを専門としている診療科。外傷後の傷をきれいにする、先天的な奇形の治療、皮弁や高度な縫合術で傷を目立たなく仕上げる
皮膚科とは:皮膚疾患の診断、治療が専門の診療科。皮膚腫瘍の切除などの手術も行うが、皮弁や高度な縫合術はあまり学ばない
美容外科とは:美容的な手技を主に学んでいる診療科。形成外科で修業を積んだDrであれば形成外科+美容外科で最強だが、実は、皮膚科的な知識や形成外科的な知識も一切持たないDrである可能性も高い。
ちょっと偏りのある内容になってしまいましたが、ほくろの除去を行っているDrの属性をざっくり分けるとこのような印象です。
*当然、専門科の知識のみならず他の分野に長けている先生も多数いらっしゃいます。
5㎜を超えるほくろの除去は、切除にしてもレーザーにしてもそれなりに傷跡が残ります。
特に、平たんではなく盛り上がっているタイプの大きいほくろは、切り取って縫う必要があり、この場合は、形成外科的な高度な縫合術ができることが望ましいです。
私は残念ながら皮膚科を専門としています。高度な縫合術が必要な5㎜を超えるほくろの手術は、治療後の傷のキレイさを考えると当院では行っていません。
④ 皮膚科専門医など診断ができるDr.がいる
このポイントは、傷を目立たなくキレイにほくろを除去するという視点とは異なり、ほくろの治療を安全に受けるために必要な項目です。
そう、ほくろと皮膚癌を間違えないこと!
巷では、ほくろが癌になる…なんて思われる傾向がありますが、実は、どんなに小さくても大きくても、ほくろはほくろ。
癌は、1㎜の大きさであっても最初から皮膚癌なのです。
ですから、たとえ、1㎜の大きさでも皮膚癌をレーザーで治療するという事は危険です。
実際に、ほくろに対して何度もレーザー治療を受けても再発するから、切除を行ったら皮膚癌だったというケースも報告されています。
私自身も、2㎜程度のほくろ治療相談を受けて、皮膚癌を考えたケースが2件ほど。
実際のほくろはこちら
足の指先にある、淡い黒色斑、
大きさは2㎜あるかなという程度ですが、ダーモスコピーという拡大鏡で見ると、皮膚がんの可能性がある顔つき……
皮膚癌を疑った時は、無理に治療をしないで専門的な治療が可能な大学病院を紹介しました。
もう一人も、写真が無いのですが手指の黒いほくろ。こちらも急に出てきた色の濃いほくろなので、皮膚癌を疑って大学病院を紹介し、やはり皮膚がんの診断でした。
どちらのケースも、年齢が30代なので「癌の可能性がある」と医師の方で疑わないといけない症例です。
また、私自身もほくろだと思って切除し検査に出したところ皮膚癌だった症例も1例あります。
このケースでは、取り切ってしまえば全身に影響のない皮膚癌だったのと、1回でしっかり取り切れていたので問題にはなりませんでしたが、レーザーで治療しないできちんと切除してよかった1例です。
逆に、皮膚癌を疑ったけれどほくろだったという症例は多数あります。
そのくらい、100%の自信をもって「ホクロです」と言い切れないとき、皮膚がんの可能性が1%でもあるときは、レーザーではなく切除をして検査に出し、確認するDrのもとで、治療を受けることが安全だと思います。
AdeBクリニック秋田本院
「AdeBクリニック秋田本院」は、秋田駅から徒歩7分の場所にあります。
▷ ほくろ切除(保険診療)
▷ ほくろレーザー治療