化粧品原料と肌への影響 勉強・そしてビタミンC

化粧品原料 勉強

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「皮膚科専門医」Dr.mikoの美容チャンネル

皆様こんにちは、Mikoです👩‍⚕️

今日は、ビタミンのお勉強や化粧品に一般的に配合されている成分でも

「ほんとうは肌にいまいちなのでは?」

なんてことを勉強していました。

調べれば調べるほど

やはり

アスコルビン酸(ビタミンC)は肌にとって、最強ともいえる成分だなと、1人でうんうんうなづいています。笑

そういえば、先日研究室で確認したことがあったので、皆様にもご紹介させてください!

ビタミンCが劣化するとやはり黄色~褐色になる

以前、この写真をお伝えしましたが……

ビタミンCの変化と劣化

ビタミンCを常温で、しかも光が当たる、酸素も容器内にある状態だと、劣化するというお話。

でも
見た目的に
色が変化していることが、ほんとうにビタミンCの劣化なのか?

という疑問が出てきます。

確かに、超有名なビタミンC高濃度美容液のサイトにも少し色が変化していても、品質には問題ありません……

的なことが書かれているのを見たことがあるなぁ🤨

もしかして私が知らないだけで、色の変化があっても、ビタミンCが劣化していないものもあるのかもしれません。

ということで、実験です🔬

今回は、デヒドロアスコルビン酸という試薬を準備しました!

この成分は、ビタミンC(アスコルビン酸)が、酸化したらできる物質です。

この酸化した成分には、もともとのビタミンCが持っていた
肌への良い作用は、まったくなくなっています😱

せっかくビタミンCを沢山配合しても
化粧品の中で効かなくなっちゃうならイマイチですよね……

っということで、デヒドロアスコルビン酸の吸光度を測ることで
化粧水の中に、この物質ができてしまっているか(つまり劣化しているか)ということを
チェックします!

結果は……

残念ながら、色がついている影響で
吸光度を正しく測ることができず
分かりませんでした……

っと、かなり落胆したのですが、

ん? ちょっと待って!

そもそもデヒドロアスコルビン酸を溶かした液体が、
薄黄色の色がついているなら

デヒドロアスコルビン酸って何色???

じゃん、しっかり黄色です。

ビタミンC 劣化

本来、ビタミンC(アスコルビン酸)は真っ白!!

ということは、黄色くなっている=ビタミンCが劣化していると言えます!

実験不要だったじゃん~~~😅😅😅

まぁ、真実が分かったのでOKです👌

*今回の実験は、
水+ビタミンC(アスコルビン酸)という
単純に溶かしただけの液体の色の変化を見ています。

他の成分が混ざっている場合は
その他の成分の影響で、化粧水に色がついている可能性があります。

だから、

黄色の化粧水=劣化  

ではありません! ご注意ください⚠️

でも
買ったときに透明だったのに
使っているうちに黄色くなってきた、
薄茶色っぽくなってきた
というのは、成分が劣化している可能性がありますね……

話はそれますが、実験で使う、この器具🌡

メスフラスコ っていいます🧪
かわいい🌡

おうちに置いておきたくなっちゃう✨

メスフラスコ

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