「効く」化粧品の研究~DDS&特許製法

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「皮膚科専門医」Dr.mikoの美容チャンネル


皆様こんにちは、Mikoです👩‍⚕️

あちこちに出張に出かけたりしていますが

ここ最近の私の仕事の最重要ポイントは化粧品の開発!!!!

そうは言っても

ただただ

今ある化粧品原料を、混ぜ合わせているだけではありませんよ🔬🌡

肌に効かせたい成分が、しっかり肌の細胞に届かせるための仕組みを勉強しています✍️

関西のとある大学の研究所で

勉強&研究させてもらっているのは

DDS

ドラッグデリバリーシステム(drug delivery system:DDS)という方法で、特許取得製法。


*残念ながら極秘情報なので、画像ははっきり見えないように加工してます🙏

それを

なんと、開発研究者ご本人から!!!!

直接、教えてもらっております🙌

何と幸せなことでしょう✨

そして、

特許もとっているその特別製法で、

FLALUの化粧品づくりができるのです!!!

今新しく調整している院内化粧品、育毛剤は

これらの特別製法で作っているので

普通に、原料を混ぜただけの化粧品より「何倍も」、「効かせたいところ」に「効かせたい成分」が届くのです🥰🥰

わくわくします✨

効果を出すためには、「効かせたい成分」を「効かせたい細胞に届ける技術」が必要

さてさて、せっかくDDS(ドラックデリバリーシステム)の話がでたので、

これだけ知っていればOK!DDSの必要性

をお伝えします。

化粧品で肌をきれいにするためには、

1.美肌になる成分が入っている事
これ、分かりやすいですよね。

美白を考えるなら、肌色が褐色に変化する元となる「メラニン」ができにくくしたり、

あるいは、多くできすぎたメラニンを分解してくれるような成分があれば、美白になる。

うんうん。

納得👩‍⚕️

2.その有効成分を効かせたいところに届ける

さて、成分が入っているだけでは十分じゃなくって……

その成分が、効かせたい細胞に届いてくれないと、効かないのです!!

先ほどの、美白になる成分。

そもそも肌の表面に塗っても、メラニンを作る「メラノサイト」という細胞に届かなければ、メラニンが作られることをおさえる効果はゼロ😨

多くできすぎたメラニンを分解しようと思っても、分解する機能がある部位に届かないと効かないのです😨

そして、この肌に塗っただけで、届ける技術がめちゃくちゃ難しい😱😱😱

何とかして、肌の表面に塗っただけで

安全に

かつ

有効成分が壊れないように

細胞に届ける……

これが、世界中で研究されている「DDS技術」です。

例えるなら(例えになるかな?)

目の前で、バーベキューのおいしそうなお肉が焼かれています。

3日ぐらい何も食べていなくて、めちゃおなかが空いてます……

このお肉を食べれば、元気になることは証明済み!(ここが、この成分を塗ると効果が出ること証明済みってところです)

でも

私、オリの中にいます。

このオリ、外れません・・・

何とかして、

このオリを潜り抜けて、

お肉を届けてほしい・・・(この方法がDDS)

しかも、実際はオリのような物が通りやすい隙間が広く空いているのではなく

もっともっと、小さな隙間しか空いていないので、

この小さな隙間から、お肉を切らずに届けるのは、ほんとうに至難の業です🍖

さらに問題は山積みです。

このオリや金網のバリケード、

1層だけじゃないです……

複数のタイプで何重にも届かないように守られている😭

そして、その一番外側は

こんなしっかり頑丈な、ガラスブロック塀ですよ!!!!!(角層)

いったいどうやったら、この塀をすり抜けて、効かせたい成分を届けるの??

っということで

DDSの研究はめちゃくちゃ難しいのです。

でも、ご安心ください。

これらの研究は、もう何十年も行われていて

少しずつ、そして、成分の種類によっては、肌の中に届くようになっていますから。

そして、私が学んでいるものも、このガラスブロック塀も通り抜け、金網もオリも通り抜け

塗るだけで、肌の細胞に有効成分を届ける技術です!

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