日焼け止め、使い方次第で逆効果!?

★★アーデ・ベークリニック(秋田院)のご予約はこちら★★
☆☆フラルクリニック(東京院)のご予約はこちら☆☆
★★フラルクリニック(大阪院)のご予約はこちら★★


「皮膚科専門医」Dr.mikoの美容チャンネル

皆様こんにちは。Mikoです👩‍⚕️

今日は、化粧品に関することを調べている中で

かなり衝撃的な、びっくりする内容の発表を見つけました……

今日の話は、超大事!!!

当たり前のように、美肌のために使っている日焼け止め

それが

使い方次第では、

日焼け止め効果が、80%以上も落ちる😱😱😱😱😱

効果が落ちるだけじゃなくて、有害な物質を作ってしまう可能性もある😨😨😨😨😨

という内容です。

美肌のために使っていた日焼け止め

それが

効果が無くなったり

逆に害になるなんて、

衝撃的です。

では、さっそく解説していきます☝️

紫外線吸収剤+酸化亜鉛はUVA遮断効果が低くなる

はい。先に、結論を書いてしまいました。

2021年10月に公開された新しい情報です✍️

アメリカや、EUで一般的に使われている紫外線吸収剤

アボベンゾン
オキシベンゾン
オクトクリレン
ホモサレート
ビソクトリゾール
DHHB(ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル)

これらの紫外線吸収剤だけで作った日焼け止めは

紫外線を2時間当てても、

成分の紫外線に対する防御能力はほとんど変化しなかった!

ところが、この紫外線吸収剤で作った日焼け止めに、紫外線散乱剤の酸化亜鉛を加えて紫外線を2時間当てたら

UVAをブロックする効果が、80%以上も減ってしまった。

これは、酸化亜鉛+紫外線で、活性酸素が発生したことが影響している。

という内容です。

ん??
どういうこと??

ですよね。

論文の難しい内容を説明するのはやめて、私たちの日常パターンで解説しますね😉

紫外線吸収剤だけを使った SPF50 とか PA++++ という日焼け止めクリームを塗った場合
日に当たっても、効果の変化は少なかった

それなのでこの日焼け止めを塗ったら
UVB,UVAともに防ぐことができてよかった🙌

では・・・
もっと効果を出したいから
日焼け止めクリーム(紫外線吸収剤)と、
ファンデーション(紫外線散乱剤である酸化亜鉛が多く配合されている)を混ぜたらもっと効果が良いのでは??

っと思って混ぜてみたところ

UVAを防ぐ効果が80%も落ちた……😱  というお話。

論文では「混ぜて使うと」と書いてあったので、日焼け止めクリームを塗って、その上に、ファンデーションを塗った場合はどうなるかまでは書かれていなかったので、わかりません。

っと調べながら掻いていたら
「〇〇ファンデーション(製品名) 成分」などで
検索して、全成分を見たら……

そもそも

パウダーファンデーションそのものに、紫外線吸収剤と、酸化亜鉛が両方配合されている商品が大多数。

あれ、じゃぁダメなのかな??なんて、気になります……
*注意 日本製のファンデーションには、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルという紫外線吸収剤が使われていることが多く、これの効果に関しては、論文で書かれていません。

ふぅ。
一息。

もう一つ、毒性に関しても論文には書かれているのですが、
今日はここまで。

日焼けたくないのに、日焼け止め効果が落ちるなんて…何を選べばいいのか
ほんとうに、紫外線から身を守るのって大変!

[ 参考文献 ]
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs43630-021-00101-2

★★アーデ・ベークリニック(秋田院)のご予約はこちら★★
☆☆フラルクリニック(東京院)のご予約はこちら☆☆
★★フラルクリニック(大阪院)のご予約はこちら★★

関連記事

  1. Dr.mikoのお肌教室

    Dr.mikoのお肌教室 シミ?実はイボです

  2. 美肌になる法則(3)

  3. マスクの付け方

    皮膚科医直伝!シミ・肌荒れを防止するマスクの付け方