肝斑の上の濃いシミをレーザー治療するときの注意点

肝斑と呼ばれる頬のベターとしたシミと同時に存在するシミ治療は要注意です

肝斑に強いレーザーを照射すると濃くなる

肝斑と呼ばれる、頬の濃いシミに対して、通常のシミレーザーを使うと濃くなることは私たち医療を提供する側だけでなく、治療を受ける皆様も認知が進んできているなと思います

確かに、肝斑の上の濃いシミにレーザーを照射すると、いったんは薄くなります。
(この写真は、レーザー照射後10日ぐらいしてからの写真)

「やった!シミが薄くなった!」 と喜んでいるのもつかの間…治療後1か月ほどでレーザー照射部が濃くなってきます。
*ここからの写真、上の写真と撮影したカメラが違うので色合いが異なります。ご了承ください。

シミ,レーザー

肝斑+濃いシミの方は、このまま放置するとシミがどんどん濃くなることがありますので、レーザートーニングと美白剤を重ねてケアをしていく必要があります。

ケアを頑張ると、写真のようにキレイになっていきます。
治療スタートから、4か月ほど経過した頃の写真です。

肝斑は白髪と一緒と心得よ

肝斑の治療の時に、皆様に良くお話しすることがあります。
それは、肝斑は白髪みたいなものですからね! という事。
白髪は定期的に染めている間はきれいだけれど、染めるのをやめてしまえば、また前のように白髪が目立つ状態になりますよね。
同様に、肝斑も治療を頑張っているときれいな肌になる事が可能ですが、肝斑は体の内側から出てきてしまうので全く治療をやめるとまた元の肝斑に戻ってしまいます。

白髪染めをするのと同様、ケアをし続けるシミ…それが肝斑だと言えます。

肝斑を早く改善する → レーザートーニング
キレイになった肌をキープする → 塗り薬治療 リペア
なんていう、組み合わせがコストパフォーマンス的にもイイのではないかな。

関連記事

  1. 日焼け止め、使い方次第で逆効果!?

  2. 膝の黒ずみ

    膝やくるぶしの黒ずみを取る

  3. レーザーでシミ治療を行った1か月後・炎症後色素沈着