第一弾:医薬品と化粧品の大きな違い&実は似ているところ
第二弾:化粧品、購入するなら医薬部外品?
第三弾:効果的な化粧品を見極めるには…発売している会社の考えを探るしかない
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皆様こんにちは、Mikoです👩⚕️
化粧品の成分に関して、とても勉強しています。
もともと化粧品は効果があるなんて思わなかった
いきなりですが
・効果があるなら「薬」じゃない?
・しかも効果があるなら、医療の分野でもっともっと使われているのでは?
という思いをずっと持っていました。
つまり、化粧品に関しては、やっぱり医療よりは全然効かないもの……
そんな偏見を持っていたわけです。
特に皮膚科医になってからは、疑うことなく、そう思っていました。
実際に効く化粧品との出会い
やっぱりシミを治療するには、レーザーよね~ なんて
医療最高!と思っていた時(あぁ、なんて高飛車でしょう。当時の自分にめちゃ反省😖)
出会ってしまったのです!!
本当に効く化粧品。
レーザー治療よりも
肝斑も、ニキビも、肌のくすみも 全部きれいになる😳
「あぁ、化粧品も効くものはちゃんと効くのね」
と化粧品の効果を、一部ではあるけれど信じる気になりました😅
うん。あくまで一部だけ。
でも、この当時の化粧品は、アメリカ製。
・日本人の肌には不向きな成分
・日本人の日常生活では受け入れられない強い反応
そして、アメリカから届く、その時間と温度変化に耐えうるように配合されている数々の強い保存料。
う~ん😑😑
このままではお肌に良くない。
よし、このアメリカ製の化粧品の効能効果を引き継ぎつつ日本人向けのオリジナルな化粧品を作ろう!
そう決意して化粧品の勉強を始めたのが、2010年ごろ。
そこからもう10年勉強し続けています。
なぜ本当に効く化粧品が幻なのか…
化粧品・・・として流通しているものの中で本当に効果があり、美肌になれるもの。
それはかなり幻の一品だなと感じています。
そう。料理番組、旅番組などでよく出てくる「幻の一品」
決して、存在していないわけではなく、あるのだけれど巡り合うことが難しい……
この情報があふれている現在において、なぜ巡り合うのが難しいのでしょう?
この謎を紐解くヒントは、お料理の「幻の一品」に関して考えてみるとわかりやすいです。
では早速、お料理の「幻の一品」のパターンを考えてみましょう!
おいしい食材……
それは、沢山準備できません。
丁寧に作る料理は大量生産できません。
それだから、口コミでひっそり営まれています。
そう、広告宣伝をしないから、誰もが知っている存在になりにくいといえます。
この広告宣伝をしない が化粧品においても「幻の一品」になってしまう理由と言えます。
お料理との違いは……
広告宣伝しない のではなく、薬事法という法律の規制の下「言いたくても言えない」 ということです。
★★を治す
これは、化粧品においてはすべて薬事法違反になってしまいます。
薬事法に違反していることを広告で表現することができません…
それなので、言いたいけれど言えない…だから伝わらない。
これが、化粧品における「幻の一品」になってしまうからくりです。
効きそう!を探る手段は、配合されている成分を知ること
幻の一品化粧品「〇〇に効きます」と表示されていなくても、探し出したいじゃないですか!
探し出す手段も、実はおいしいお料理を探すのと一緒なのです!
おいしい料理…
そこには、その料理がおいしいための説明が書いてありますよね!
素材が良い理由、そして、その素材をどのような人が調理しているのか、調理方法の秘密…様々な方向性から、おいしさの「訳」を探すことが可能です。
その〇〇牛の中でも、脂と赤みのバランスが一番取れている部位
この部位を100gのステーキとして、準備してあります。
そしてそのお肉を、当社独自の方法で2週間熟成させ、焼き方も★★という方法を用い、肉汁をぎゅっと閉じ込めてあります。
なんて書いてあると
「〇〇牛の100gステーキ おススメ」です。
と簡単に書かれているより、興味がそそられます。
これは
・熟成肉という肉の加工がどうおいしいかという情報
・★★調理法に関する情報
・100gという量の情報
などなどの、情報をもとにおいしさを頭の中で組み立てています。
同じことを、幻の化粧品探しに生かしましょう!
効く成分を探す
まずは、〇〇牛がおいしい……という情報と同じように、美肌になりたい目的別、どんな成分が良さそうなのか? をさがしていきます!
例えば、最近私が好きな美肌・美白成分の ビタミンC誘導体のAPPS(パルミチン酸アスコルビル3リン酸)です。
ビタミンC(アスコルピン酸)の美白効果、たるみ防止効果、そして、毛穴まで引き締めてくれる効果があります。
効く成分が効く理由…ここにちゃんとした訳があるかどうかが次のチェックポイント!
先ほどのお肉と一緒です。
おいしい食材があっても、それがおいしく届けられる理由(新鮮なうちに冷凍して届ける とか)がないといけません。
効く成分が効くための肌への浸透方法を探す
化粧品成分は、大きく
・肌の細胞や、細胞の中での反応に働きかけて効果を発揮する成分
この2種類に分かれます。 このうちの、肌の細胞や細胞の中での反応に働きかけるものは、効かせたい部分まで届ける方法がなければ、せっかく塗っても効果が得られません…
先ほどのビタミンC(アスコルビン酸)もどう肌にいいか? がわかっても、肌のどこの細胞に働きかければ、希望の効果が得られるのか? ということに注目です。 そしてその部位にどのようにしたらその成分は届くのか?ということも併せて探っていきましょう!
ビタミンCの場合、美白に効くには皮膚のやや深い部位「表皮の基底層」というところに浸透しないといけません。
通常のビタミンCでは皮膚の表面・角質層というところまでしか浸透しませんので、それでは期待された効果が得られません。
一方、ビタミンC誘導体である「APPS」の場合は、油にも水にも溶ける性質を利用して、基底層まで成分が届くことがデータとして裏付けられています。
ビタミンCの美肌効果を期待するのであれば、通常のビタミンCより、APPS(パルミチン酸アスコルビル3リン酸)がいいなということがわかります。
効く成分が、効く濃度で配合されていることが、最後のチェック項目!
どんなにおいしい食材、そしてその食材がおいしいまま届けられる理由がわかっても、ほんの一口しかなければ十分満足なお食事にはなりません。
そう、どのくらいの量があるのか? これって大事ですよね🧫
効く成分が効く濃度や条件を知る
化粧品も同じ。
効く成分が、届きやすい形で配合されていても、効果を発揮する濃度で入っていなければ意味がありません。
しかも化粧品は通常、その成分が入っていれば濃度の表示などせずに「〇〇が入っている」と記載できます。
配合量は書いてある商品が非常に少ないうえに、どの成分が何%だと効果がしっかり見られるか…そのデータも非常に入手困難なことが現状です。
この情報を得ることが今回のポイントの中では一番困難……
これはもう、その化粧品のサイトを読み込んで、あるいは成分表を分析して…知るしかないです。
なかなか難しい点なので、成分表の読み方に関しては、別のブログでまたお伝えします。
まとめ:幻の一品化粧品を見つけるには
効果がある化粧品を探し出すためには
・その成分がどのように届いてほしいところに届くのか?という仕組みを知る
・効果を発揮する濃度を知り、期待される濃度が入っているかを探る
という、なかなか手のかかる情報収集が必要となります。
でも、幻の一品化粧品は、頑張って探した分のメリットがありますので……
ぜひぜひ、トライしてください🙇♀️
Youtubeでも、みな様のお役に立ちそうなスキンケア情報なども発信していますので、ぜひご覧ください📹
知らないと損する!もらった化粧品サンプルの効果がなくなる3つのNG行動
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